日頃より青芳会並びに各施設の事業に対しまして多大なるご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。昨年度は新型コロナウィルスの感染拡大により非常事態宣言が二度も出されるなど社会的にも大きな変化があり、各施設の運営においても感染対策を行うことで少なからず影響を及ぼす事態になりましたが、幸いにもご入居者の皆様から感染症の発生はなく新年度を迎えることができました。ご家族の皆様には面会の制限などで大切なご家族にも会えず心苦しい状況が続いておりますが、大切な命を守ることに直結していることでもありますのでご容赦いただきたく存じます。各施設においても感染症の対策を万全にするために各自治体主導で行われている検査やワクチンの接種など積極的に協力し安全を担保していく予定です。
今年度は介護の分野でも大きな変革の年であり、四月から介護保険の改定が行われています。今回の改定について介護保険自体は連続のプラス改定といわれていますが、実際には今まで努力して取得していた加算の部分が介護度別の報酬に組み込まれた形のものであり見方を変えたのみの実質のない改定となっています。ご入居者の皆様には今後さらに自己負担分が増えてくると予想され、施設にとっても、ご入居者にとっても厳しい内容となっています。
そのような中でも社会福祉法人の役割をしっかりと担い、ご入居者の皆様だけでなく地域への貢献についても参画し、取り組んでいるところでもあります。
また、ご入居者の皆様にはコロナ禍でも普段と変わらない穏やかな生活を送っていただけるよう、日々の中でも行事等楽しみを増やしていけるように職員一同力を合わせて努力してまいります。
今後ともご家族の皆様、関係者各位、地域の皆様にはさらなるご理解ご協力をいただけますよう心よりよろしくお願い申し上げます。
施設長 石橋 正和
